三保の松原は、静岡県静岡市清水区の三保半島にある景勝地にある、松が生い茂る砂丘の上にある広大なエリアです。
砂丘の斜面を松の木々が覆い、青い海と空が一望できる景観が特徴的です。
また、昔から多くの人々に愛され、日本の古典「松尾芭蕉の奥の細道」でも言及されるなど、歴史的な意味もあるスポットです。
三保の松原の歴史
この場所の歴史は古く、江戸時代には既に有名でした。
当時、徳川将軍家から三保村に寄贈された松の木を植えたことが始まりであり、その後、松の木が育つにつれて、松林が形成されました。
そのため、松原には約3,000本の松の木があり、国の天然記念物に指定されています。
三保の松原には、古くから松林と海が美しい風景として、多くの人々に愛されており、さらに、明治時代には、松林を訪れる多くの文人たちが、この風景に感銘を受け、多くの詩や文学作品が生まれたという歴史的な背景を知ることもできます。
日常を忘れることができる贅沢な時間
私が三保の松原を訪れた際には、ちょうど松の花が咲いている季節で、松林が柔らかなピンク色に染まっていました。
その美しい景色に心が和み、また、海岸に広がる砂浜で波打つ音を聞きながら、海の力強さを感じることができました。
静寂な自然の中に身を置き、日常を忘れることができる贅沢な時間でした。
海と松が調和した美しい景観
松原には、海と松が調和した美しい景観が広がっています。
海と空の青さ、緑の松の葉、そして富士山を背景にした景色は、写真映えする絶景がのぞめることです。
浮世絵『富嶽三十六景』の一つ「松浦の松島」をイメージした松があり、歴史的な探訪の意味も持ちます。
サイクリングやウォーキング
松原には、サイクリングやウォーキングなど、自転車や徒歩で散策できるコースが整備されており、松原から眺める夕陽は美しいです。
三保の松原は、自然に溢れた観光スポットであり、美しい景観や自然を感じることができます。
自然を満喫したい方にまずおススメです。
また写真を撮るのが好きな人は、富士山を背景にした美しい景色が広がっています。
自然や風景の写真を撮りたい方
自然や風景の写真を撮りたい方にもおすすめです。
次に散策が好きな人にもおすすめです。
松原には自転車や徒歩で散策できるコースが整備されています。
また、家族や友人同士で訪れても楽しめるスポットで、特に子供たちは砂浜で遊ぶことができるため、家族でのお出かけにもおすすめです。
三保の松原で、年間を通して多くのイベントが開催されています。
以下に、その中のいくつかのイベントについて説明します。
三保の松原のイベント
三保の松原フェスティバル
毎年4月に、三保の松原フェスティバルが開催されます。
このイベントでは、芸術家たちが、自然の中でアートを創作する様子が見られます。
また、ライブ音楽やダンスパフォーマンスも楽しめます。
会場は、三保の松原の入口近くにあるイベント広場で、開催時間は10:00～17:00です。
三保の松原キャンドルナイト
毎年12月に、三保の松原キャンドルナイトが開催されます。
このイベントでは、約5000個のキャンドルが、松林に点灯され、幻想的な光景を見ることができます。
会場は、三保の松原の入口近くにあるイベント広場で、開催時間は16:00～20:00です。
三保の松原花火大会
毎年8月に、三保の松原花火大会が開催されます。
このイベントでは、約5000発の花火が、松林の上空に打ち上げられます。
会場は、三保の松原の海岸線で、開催時間は20:00～21:00です。
三保の松原へのアクセス
〒424-0901 静岡県静岡市清水区三保１３３８−４５
JR東海道本線の三島駅または沼津駅から、伊豆箱根バスの三保松原行きに乗り、終点の「三保松原」バス停で下車します。
所要時間は、三島駅から約45分、沼津駅から約50分です。
車を利用する場合は、
静岡県道136号線を南下し、「三保の松原」の看板がある交差点を左折して進むと、
無料駐車場があります。
車でのアクセスは、東名高速道路・三島ICから約30分、沼津ICから約20分です。
私は駐車場に車を停め、海沿いに散歩しながら富士山をバックに写真を撮りました。
また、日本最古の灯台「三保の浜灯台」にも登り、眺めが素晴らしかったです。
持っていってよかったもの
帽子や日焼け止め
三保の松原に持って行ったほうがよいものを数点あげておきます。
まずは帽子や日焼け止めです。
三保の松原は海沿いに位置しており、夏場は日差しが強くなることがあります。
日焼け止めや帽子を持っていくことで、日焼けや熱中症を予防することができます。
次に、軽食や水分補給できるものです。
松原周辺には、飲食店があるものの、海岸線沿いを散策するときに軽食や水分を補給できるものがない場合もあります。
そのため、水筒や軽食を持参しておくことがおすすめです。
カメラ
次に大事なものはカメラです。
三保の松原は絶景の場所であり、風光明媚な景色が広がっています。
そのため、カメラを持って行くことで、素晴らしい風景を写真に収めることができます。
歩きやすい服装や靴
最後は、歩きやすい服装や靴です。
松原周辺には、散策路が整備されており、松林や海沿いを散策することができます。
そのため、歩きやすい服装や靴を着用することで、快適な散策ができると思います。
特におすすめなシーズンは春と秋
三保の松原は、四季折々の美しい景色が楽しめる場所ですが、特におすすめなシーズンは春と秋です。
海と桜のコントラスト
春は、松原周辺の桜が満開になり、海と桜のコントラストが美しい風景を楽しめます。
また、秋は、松原周辺の紅葉が見頃を迎え、赤や黄色に染まった松林がとても美しいです。
夏も海水浴や海水プールなどで楽しむことができますが、シーズン中は比較的混雑する傾向があります。
冬は寒さが厳しいため、あまりおすすめできません。
混雑する時期
また、混雑する時期は、夏休みやゴールデンウィーク、年末年始などの長期休暇中や週末、または桜や紅葉のシーズン中です。
これらの時期は、多くの観光客が訪れるため、駐車場やレストラン、トイレなどで混雑することがあります。
混雑を避けたい場合は、平日やシーズン外に訪れることをおすすめします。
まとめ
三保の松原には、幅広い年齢層や国籍の観光客が訪れます。
主に家族やカップル、友人同士のグループなどが訪れ、自然に触れたり、景色を楽しんだり、写真を撮影することが多いです。
また、海水浴を楽しむ若い人たちや、ウォーキングやジョギングをする人たちもいます。
近年では、三保の松原を舞台にした結婚式の撮影も行われているため、新郎新婦やフォトウェディングのカップルも訪れることがあります。
国籍については、日本人が多いですが、中国、韓国、台湾、ヨーロッパなど、海外からの観光客も多く訪れます。
特に、海外からの個人旅行客やバックパッカーなど、自由気ままに旅をする人たちが多く訪れる傾向があります。
客層は比較的落ち着いているため、静かに自然を楽しむことができます。
ただし、夏季などシーズン中は混雑することがあるため、周囲の人たちと配慮しながら過ごすことが大切です。
上記で書いたような様々な理由で三保の松原はおススメです。
ぜひ皆さん行ってみてはいかがでしょうか。
