徳川家康ゆかりの地で行われる浜松まつりでは勇壮な凧あげ合戦が見もの

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大河ドラマ「どうする家康」で盛り上がっている浜松で、例年五月の連休(3日4日5日)に行われているのが浜松まつりです。

 

 

 

江戸期以前から続く大凧上げと、壮麗な御殿屋台の引き回し、街中が熱気に包まれる三日間です。

 

 

 

 

浜松まつりとは

 

 

必見の大凧上げ

 

 

 

中田島砂丘で繰り広げられる勇壮な大凧の凧合戦です。

 

 

 

市内の町ごとにデザインが決められており、その年に生まれた子供の親たちが競って大凧を作って我が子の健やかな成長を願います。

 

 

 

凧あげ会場近くには常設の浜松まつり会館が作られており、そちらでは通年で浜松まつりの様子を見て学ぶことができます。

 

 

 

開催地:浜松市南区中田島町1313

 

電話:053-441-6211、

 

交通:JR浜松駅・遠鉄新浜松駅からバスで15分、中田島線の中田島砂丘バス停下車、徒歩すぐ

 

 

 

壮麗な屋台の引き回し

 

 

コロナ禍以来催し方が変わってしまいましたが、通例では開催される3日間、浜松市の中心部(JR浜松駅・遠鉄新浜松駅から徒歩10分圏内)で、昼~夜に市内の町ごとに作られた伝統ある屋台の引き回しが行われます。

 

 

 

浜松まつりは”市民の祭り”

 

 

家康公以前の浜松から発祥したというこのお祭りは、我が子の健やかな成長を願い、曳馬城(当時の浜松城)城主が凧を上げた故事にちなんで始まったと言われています。

 

 

 

今でも町ごとに定めた数々の意匠(デザイン)の凧が作られて、壮大な太平洋を望む中田島砂丘で町衆がその凧を上げ、他の地域の凧と戦って糸を切り合うというまさに”凧あげ合戦”なのです。

 

 

 

そのために、その年に子供が生まれた家は両親・祖父母がこぞって大金を払って凧を作り、町衆にはまつりの期間中お酒を振舞って凧を上げてもらいます。

 

 

 

そのため、祭り会場だけではなく、まさに浜松中が熱狂するお祭りです。

 

 

 

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凧あげ会場は戦場!

 

 

期間中は浜松駅からシャトルバスで行ける中田島砂丘の凧あげ合戦は、まさに勇壮な戦場と化します。

 

 

 

町ごとのそろいの法被を着た町衆が自慢の大凧を上げて他の町の凧と戦い、糸を切り合うさまはまさに『凧あげ合戦』です。

 

 

 

訓練されたかと思うような掛け声と、体をぶつけあうおしくらまんじゅうのような『練り』の迫力は他の祭りではなかなか見られないものです。

 

 

 

現在、市内の170以上の町が参加しています。

 

 

 

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浜松市中心部の屋台の引き回し

 

 

5月3日から5日までの間、JR浜松駅・遠鉄新浜松駅から徒歩10分圏内の道路は封鎖されて、そこで壮麗な御殿屋台の引き回しが行われます。

 

 

 

こちらも、町ごとに作られた伝統的な屋台の数々に提灯をつけ、一年間練習してきた笛や太鼓のお囃子を披露する舞台となります。

 

 

 

昼も夜もにぎやかな音が響き、多くの人が見に訪れます。

 

 

 

屋台は、3日4日はそれぞれの町内を回りますが(中心部はその周辺の町の屋台が集まります)、5日は市内すべての屋台(80台以上)が中心部に集まるため、より一層にぎやかな風情が楽しめます。

 

 

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始まりは曳馬城主の凧あげ

 

 

 

浜松まつりの起源の一つと言われているのは、家康が治める以前の浜松にあった曳馬城(ひくまじょう)の城主の長男誕生祝の凧あげだそうです。

 

 

 

 

それ以来、子供が生まれたらそのお祝いに凧を揚げるのがこの地の風習となったのだとか。

 

 

 

もともと『遠州のからっ風』と呼ばれた海からの強い風に乗って、凧は空高く舞い上がり、人々の心を捉えて離しません。

 

 

 

浜松は太平洋戦争で酷い空襲に遭い、焼け野原になりましたが、その三年後にはこの祭りが復活しています。

 

 

 

以来、浜松の人々にはなくてはならない祭りとして続いているのです。

 

 

 

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浜松まつり見学の意外な穴場!

 

 

中田島の凧あげ合戦を見られる意外な穴場があります。

 

 

 

JR浜松駅前(駅から徒歩5分)のオークラアクトシティホテル浜松の展望回廊です。

 

 

 

こちらは浜松で一番の高層ビルアクトシティ浜松の45階で、海も山も全てが見渡せる展望台です。

 

 

 

ここからなら、中田島の凧あげ会場の全貌が見え、凧あげ合戦の様子も上空から同じ目線で楽しむことができます。

 

 

 

毎回昼頃に始まる時間を調べていけば、現地でラッパとともに始まるすべての凧が上がる瞬間も良く見え、そのパワフルな様子が手に取るように解ります!

 

 

 

また、オークラアクトシティホテル浜松の鉄板焼きレストラン”さざんか”では、南の海側を望むカウンター席があり、そちらからなら食事を楽しみながら凧あげ合戦を見ることも可能です。

 

 

 

休日は予約が必須なので、早めに問い合わせすることをお勧めします。

 

 

 

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交通規制など

 

 

浜松まつり開催期間中は市内中心部、JR浜松駅

 

 

・遠鉄新浜松駅

 

・第一通り駅周辺はすべて交通規制がしかれ、車は入ることが出来なくなります。

 

 

そのため、こちらを訪れる際には公共交通機関を利用するしかありませんので、ご注意ください。

 

 

 

まとめ

 

 

 

浜松中が熱気で包まれる浜松まつりは、何よりも土地の人々がこの祭りを愛し、このために一年を費やしていると言っても過言ではありません。

 

 

 

寺社に由来せず、市民が中心になって行っている、何よりも市民が楽しんでいるお祭りです。

 

 

 

今年は大河ドラマ「どうする家康」の舞台でもある浜松!

 

 

そのドラマとコラボしたイベントも企画されているのだとか。

 

 

正式な発表を楽しみに待ちましょう!

 

 

 

 

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