暖かさも一層増し、夏の訪れを感じる季節になりました。
涼やかな風に揺れ、繊細な音色を奏でる風鈴は、日本の伝統工芸のひとつとして知られています。
その魅力を最大限に引き出すため、遠州三山では風鈴まつりが盛大に開催され、数多くの風鈴愛好家が集い、楽しいひとときを過ごしています。
この記事では、遠州さんさん風鈴まつりについてご紹介いたします。
風鈴の心地よい音色に包まれながら、風鈴の魅力に浸りましょう。
目次
Toggle遠州さんさん風鈴まつり
遠州三山(さんさん)風鈴まつりは、袋井市内にある三山「法多山・可睡齋・油山寺」で毎年開催されるイベントです。
このお祭りは、日本の伝統的な風鈴、または風鈴が寺院の敷地内に吊るされ、そよ風に揺れて幻想的な音を奏でます。
風鈴の由来
お寺には邪気を払うための風鐸が吊り下げられ、その音が聞こえる範囲では災いが起こらないと考えられています。
この風鐸には邪気を祓う効果があり、その音色が響く範囲には災いが起こらないと考えられています。
こうした風鐸が風鈴の由来となっています。
遠州三山(法多山、油山寺、可睡斎)では、この伝統的な文化を大切にしながら、それぞれの特徴を生かした風鈴を展示しており、参拝者に涼しい音色でひと時の安らぎを届けます。
開催場所
法多山 尊永寺
法多山(はったさん)は、静岡県袋井市にある寺号を尊永寺と称する、高野山真言宗の別格本山です。
願い事の短冊を風鈴にかける「願掛け風鈴」があります。
油山寺(ゆさんじ)
油山寺は、静岡県袋井市に位置する仏教寺院です。
正式名称は「金剛山青龍寺」といいます。
油山寺は臨済宗妙心寺派に属し、その歴史は古く、鎌倉時代の建久年間(1190年 – 1199年)に創建されました。
目や足腰にご利益があると親しまれているお寺です。
可睡斎
可睡斎(かすいさい)は、10万坪(東京ドーム10個分以上)の境内、建造物数25棟、拝観箇所40もの広さを誇るお寺です。
日本有数の典座が用意した精進料理を体感することもできます。
毎年開催される風鈴祭りでは、山門から本堂までの「風鈴の小道」に約2,000個の色とりどりの江戸風鈴が吊るされ、涼しげな音色に心洗われる祈りの道となっています。
開催時期
2023年の風鈴祭りの開催予定は、5月20日(土)~8月31日(木)です。
※各ホームページ参照
アクセス・その他情報
法多山 尊永寺
住所:〒437-0032 静岡県袋井市豊沢2777
【風鈴祭り開催場所】
本堂、大師堂、諸尊堂、水屋、だんご屋東広場
※夜間ライトアップ(18:00~21:00)はホタルまつり開催期間(5/27・28、6/3・4)に行います。
願掛け風鈴 料 金 300円
風鈴販売 料 金 500円~
油山寺
住所:〒437-0011 静岡県袋井市村松1番地
可睡斎
住所:〒437-0061 静岡県袋井市久能2915-1
赤富士風鈴拝観 500円(水無月ぜんざい付き、数量限定、7月8日(土)~8月31日(木))
お絵描き風鈴 500円(風鈴代込み)
※風鈴絵付をされる場合、別途画材料がかかります。
まとめ
最後に、遠州さんさん風鈴まつりは、日本の伝統文化を体験したい人には必見です。
毎年夏に開催され、日本全国から多くの観光客が訪れます。
まつりでは、風鈴づくりやご当地グルメ、賑やかな雰囲気に浸るなど、さまざまな楽しみ方ができます。
この夏に、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?