御殿場わらじ祭りは、静岡県御殿場市の伝統的な祭りであり、古くから愛され続けています。
毎年夏に開催されるこの祭りでは、わらじ神興やわらじ競争、
そしてお祭りに欠かせない屋台が出店して、多くの人々が賑わいます。
そんな御殿場わらじ祭りの楽しみ方や見どころをご紹介します。
みなさんもぜひ足を運んで、日本の伝統的なお祭りを存分に楽しんでみてください!
目次
Toggle御殿場わらじ祭りの歴史
わらじ祭りは、御殿場の歴史的な背景に基づいて開催されています。
昔、御殿場地区の12村落では、それぞれの村のわらじ編みの一番優秀な娘12人を選び、作ったわらじを富士山頂上浅間大社の奥宮へ奉納し五穀豊穣と縁結びを祈願しました。
そして、選ばれた娘は良縁を得て、その年のうちに必ず嫁さんになったといわれています。
御殿場は東海道箱根越えの旅人の足「わらじ」の産地だったことから、毎年このわらじを開山の行事として奉納し、健康祈願、五穀豊穣、交通安全を祈念しています。
こうした歴史的な背景が、わらじ祭りの起源に繋がっているのです。
御殿場わらじ祭りの見どころ、女性が主役の「わらじ神輿」
御殿場わらじ祭りで一番の目玉は、「わらじ神輿」です。
これは、長さ3メートル、重さ約100kgというとても巨大なわらじを載せた神輿を、中学生以上の女性たちによって結成されたわらじ娘が、担いで通りを練り歩くものです。
日没が近づく夕方に、お揃いのオレンジ色の法被を着たわらじ娘たちが、大わらじを担いで新橋浅間神社から歩行者天国の道路を練り歩きます。
わらじ競争
もう一つの見どころは、「わらじ競争」です。
わらじ競争とは、わらじに人を乗せ、それを二人一組で引き、その速さを競う競技です。
一般の部、女性の部などに加えてパフォーマンスの華やかさを競うものもあり、どちら観客で賑わい、元気の良い声援が飛び交います。
歩行者天国
御殿場わらじ祭りは、商店街を歩行者天国にして多彩なイベントを開催する祭りです。
この祭りでは、露店が多く出店されており、ビールやおつまみ、スイカなどバラエティ豊かな食べ物や飲み物が楽しめます。
特に屋台が多く出店しており、それぞれにこだわりの料理やグッズが揃っています。
御殿場わらじ祭りの歩行者天国で、個々が自由に踊りなどを楽しむ感じは、あまり他に例を見ないイベントかもしれません。
開催予定日
2023年8月6日(日)
アクセス
住所:静岡県御殿場市新橋2083
会場:夏まつり歩行者天国会場内
JR「御殿場」駅より徒歩約5分
東名「御殿場」ICより約5分
駐車場:なし
御殿場駅周辺の有料駐車場を利用